#03
大切なのが
英語力と健康な体
髙橋紀子さん/英会話教室主宰
- #留学先ではフロスが常識
- #これまでと違う歯科医院
高校生のときから10年間、アメリカで過ごした髙橋さん。その経験を活かし、自宅で英会話教室を開いています。
「たくさんの人と出会って、自分の世界を広げたい。そのためには元気でなくちゃ!」
食生活を整えたり、ジムに通ったり、体のための工夫のなかでも歯に一番気を配っているといいます。
軸となる価値観を育んだ
10年間のアメリカ生活
アメリカへの留学は母が勧めてくれました。「これから絶対英語が必要になるから!」って。それに自分でも英語が好きで得意だという自覚があったので、すんなり行こうと決めることができたんです。
ところが実際入学してみると、周りの言っていることが全くわからないんですよ(苦笑)。日本では英語の成績がよかっただけにショックでした。話しかけても通じないことだってしょっちゅう。たとえばLとRの発音がうまく使い分けられなくて。だから最初は「Please」の発音も面白がられたんです。いじめじゃなくて、「カタコトがかわいい!」って感じでしたけどね。そんな私がそのあと10年もアメリカで過ごすことができたのは、本当に周りの友達のおかげです。うまく発音できない単語があると、お手本になって何回も繰り返してくれたり、聞き取れなくて聞き返しても嫌な顔一つせずに言い直してくれたり。みんなの助けがなかったら、今の私はなかったですね。
高校卒業後はボストンの大学に進学。手続きや家探しも全部一人でやったんですよ。大学ではスピーチコミュニケーションを専攻して、卒業後はそのまま向こうで働き始めました。けれど、途中で9・11の事件が起きたこと、さらにビザの都合もあって帰国を決心したんです。アメリカでの日々は、その後の私の人生に大きな影響を与えています。英語力がついたことはもちろん、自立した考えや行動も身につきました。そしてこの時期にいろんな人と出会えたこと。それが私の大切にしている価値観、「広い視野を持つ」というところにつながっています。
気づきや学びにあふれた
歯医者さんへの通院
とはいえ、自分がまさか英会話教室を開くことになるとは思ってもいませんでした。帰国後は総合商社の英語を使う部署で仕事をしていました。結婚して退職し、長男を出産するとママ友と赤ちゃんがうちに遊びに来る機会が増えたんです。そこで英語の歌を歌ったら、「もっともっと!」と友達からリクエストされて。それがだんだん「教室、開いたら?」と言われるようになって今に至ります。
人に英語を教え始めて、気になり出したのが口のこと。レッスンで正しい発音を知ってもらうため、「こんな口の形をするんだよ」って生徒さんに口元を見てもらうんです。それを繰り返しているうちに「歯をきれいにしたい」と思うようになって。ホワイトニングしてみようかなと考えていたとき、兄から歯医者さんを紹介されたんです。
行ってみると、これまで通ってきたところと全く違って驚きました。まずびっくりしたのが、いろいろな検査をして、自分の歯や口腔内がどういう状態になっているか徹底的に調べてくれたこと。そこで自分のむし歯のなりやすさや、歯周病のリスクなどを初めて知りました。それから歯科衛生士さんと話す内容が深いこと。たとえば「これからお口や歯について、どうしていきたいですか?」とか「どうしたらよくなると思いますか?」って尋ねてくれるんです。でも、こうした質問を投げかけられることで、答えながら「そうか、自分はそんなふうにしたかったのか!」っていう気づきもありましたね。このとき歯科衛生士さんは、私のことを「患者さんの一人」ではなく、「髙橋紀子」という個人と向き合ってくれている感じがします。そこが信頼感にもつながっていますね。
大事なこともたくさん教えてもらいました。たとえば歯ぐきケアの重要性。留学先が全寮制だったので、みんな共同の洗面所でフロスを使っていたんです。それを初めて見たとき「何やってるんだろう?……あ、歯をきれいにしてるんだ」って、ちょっと衝撃的でしたね。その後、なんとなく真似したりしましたけど、正しい使い方を身につけられたのは、この医院で教わったおかげです。
それから歯が全身の健康に関係していることを知れたのも大きな学びでした。口腔内の細菌が全身疾患につながること、ちゃんと噛めないと栄養が体に行き渡らないことなど、健康を守るうえで大切なことを教えてもらえて、すごく良かったです。
家族の健康を守りつつ
自分の夢も叶えていきたい
歯の重要性を知ってからは、小学校3年生と6年生の子どもにも「歯はほかの病気と関係あるんだよ」と伝えています。あとは寝る前に「歯、磨いた?」ってしつこく確認するようになりました(笑)。
そのかいがあったのか、最近上の子が自分から歯を磨くように。矯正中だけど区の健診で表彰もされたんです。下の子はまだまだですが、「ママの歯、きれいだね」ってたまに言うようになりました。
私の一番の願いは子どもたち二人が健康で幸せに育ってくれること。なので、こうして歯のことを気にしてくれるのはうれしいですね。
元気でいてくれたら、あとは自分の好きなことをやってほしいです。でも、やっぱり英語はしゃべれるようになってもらいたいかな。英語が話せると人生の可能性が広がりますから。子どもたちがいろんなところに出かけて、たくさんのものを見聞きできる、充実した将来になるよう応援していこうと思っています。
私個人の話だと、まず来年はオリンピックのボランティアをすることが決まっているので、頑張ります! この機会に日本にやってきた外国の人たちを、しっかりサポートしていきますよ。もっと先の未来では、専門性の高い通訳や翻訳に取り組みたいなっていうのが夢。日本と海外の橋渡しは私の人生のミッションなんです。
おかげさまで今、特に体で悪いところはありません。なので、これからも歯科衛生士さんにチェックしてもらいつつ、自分で歯をしっかり守っていこうと思います。そして私自身、いろんな人との出会いを重ねて、もっと世界を広げていきたいですね。
Episodeエピソード
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留学先はニューハンプシャー州にある私立高校。写真の友人たちはフィールドホッケーやバスケなど、クラブ活動で多くの時間を一緒に過ごした仲間だそうです。みんないつも優しくて楽しい、安心できる存在とのこと。
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髙橋さん曰く「子どもはみんな上達がすごく速い!」。小さい頃から英会話教室に通い始めた生徒さんほど、発音も上手なのだとか。
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もらった手紙や写真はいつでも見えるように壁に飾って、元気をもらっています!
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「もう他の歯磨き粉は使えないですね」と言うくらいリナメルを愛用中。歯磨き後の歯のツルツル感や、口の中のスッキリ感が気持ちいいと話してくれました。コーヒーや紅茶の茶渋もつきにくくなったそうですよ。